SEO の常套手段として、CSS を用いて text-indent:-9999px; display:none; などでテキストを飛ばして(後者は消して)画像置換をするというものは取られてきていますが、Google にスパムと判断されるかどうかは世界中で議論されているところです。イグニスの見解としては、
画像の意味・テキスト≒置換テキスト
※完全一致しなくても目安として8割ほどの意味が同じ場合
であれば使用する。というものとしてきました。
最近、SEO 関連の案件で改めて調べてみたところ、Google がウェブマスター向けにガイドラインを更新したようなので、メモとして残してみます。
※Google から一部抜粋
[品質に関するガイドライン - 具体的なガイドライン]
隠しテキストや隠しリンクを使用しない。
- 白の背景で白のテキストを使用する
- テキストを画像の後ろに含める
- CSS を使用してテキストを隠す
- フォント サイズを 0 に設定する
との事でして、CSS によるテキスト隠しはスパムと判断されるとの事。
・・・・・・・
それだけで終わってしまってはこの記事の意味がないため、重要な部分を以下に記述。※これは正確な解釈でもなければ安全を保障するものでもありません。
Google のいつもの見解の通り、
「ユーザの利益(使いやすさなど)になるのであれば心配ない」
というものでした。※参考記事
ここでポイントとなってくるのは、どこまでが“ユーザの利益”になるのかというところだと思います。検索エンジンのためだけに使うのであれば、それはユーザの利益になりませんし危険かもしれません。ただ、出所は忘れてしまいましたが、画像の alt タグを読まなくなっているという話や、CSS ファイルもインデックス化されているという話を聞きますので、イグニスでは当初の通り、
画像の意味・テキスト≒置換テキスト
※完全一致しなくても目安として8割ほど意味が同じ場合
くらいの位置付けで様子を伺っていきたいと思っております。
Tags:altタグ CSS Google SEO spam スパム
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Posted on 2007/08/07 by koya
Filed under: メモ/データ, CSS, SEO
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